まずはボランティア作業についての感想。
「津波がきて畑にヘドロを置いてったのでそれを取り除いてほしい」という要請から、「表面にあるヘドロを掘り起こして、集めて、土嚢に入れて、積み上げる」作業を行いました。
GIOは専ら掘る係だったので、農作業といった感じでした。
あとは積み上げるのもやりましたね。土嚢を運んで積み上げる作業。
「美しく」積み上げていくのは、それまでの作業の成果を得ている感じで達成感が半端ではなかったです。
こういうの好き。
とはいえやはりきつかったです。農作業つらい。雨も降りましたし。
しかも、午前と午後をあわせて4時間半ほどの時間を作業に費やしたのですが、終わってみるとそこまで広い範囲の作業を終えられたわけでもないというのが一番疲れました。
作業を行った場所とその周辺は一見なんの被害も受けていないように見えるところで、それなのに一日働いて終わりが見えないということは、東北全体で考えるともっと果てしなく終わりが見えないのだろうなぁ、と思いました。
週末ボランティアツアー的なものも、あと1年は余裕で続くんじゃないですかね。
ボランティアのことはよく知らないですけど。
ボランティアの作業を終えた後に、海岸沿いの地域の被害を見学に行きました。
そのときの写真をいくつか貼っておきます。デジカメを忘れてケータイでの撮影だったのが悔やまれます。
向かって左手の方向に50mほど歩くと海、という場所です。

がれきやら何やらの置き場になっていて、海は見えません。
海岸沿いはだいたいこんな感じでした。
視点を左方向に100度ほど回転した写真。

こちらは車が積み上がっていました。
さらに同方向に70度ほど回転した写真。

2枚目の写真とほぼ同じ光景が広がっています。
被害物品を品目別で見るなら、車の割合が圧倒的に多いですね。
グラフを作るなら「車30%」「その他70%」みたいな感じになると思います。
次は建物の写真を。
1枚目の写真で右側に振り向くと見える建物を、それの右側に回り込んで撮りました。
ここからはだんだんこの方向に視点が動いていきます。

写真の左端に見える(割れている/割れていない)窓がなにかを物語っている気がしますね。
今気づきましたけど。
右側を振り向くと見える建物です。

窓や出入り口には、当然のように仕切るものはありません。
というか右のほう、骨が曲がってます。なにか大きいものが当たったのでしょうね。
逆側に回ったところの写真。

割れていない2階の窓が多いのは、海側ではないからでしょうかね。
ちなみに、ボランティアで作業した面積がちょうどここの土の面積と同じくらいです。
最後、視点を右に30度ほど回転したところの写真。

塀が壊れているのは津波のせいでしょうかね。
それと、雨が降っているとはいえこんなに水がたまるのも、もしかしたら津波の影響?
ボランティアや被害の見学はこんなもんでした。
あとは旅行ですが、この次の日の昼食を含む2時間ほど松島を観光しました。
すごくいいところですね、松島。日本三景というだけはあります。
松林は歩いて見ているだけで「うおぉ」となります。
で、全体の感想。
ボランティアに行って言うのもなんですが、楽しかったです。
まぁ、もともと社会性やらメッセージ性のある言葉なんて、ブログで言うつもりはありませんからね。
ボランティアに行ったのも災害復興やら善行やらではなくごく個人的な理由からですし。
もしそのことについて「けしからん」ていう人がいても許してほしいです。
以上です。
では。
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