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鬼頭莫宏『なるたる』で覚えておきたい3つの言葉

鬼頭莫宏の『なるたる』。
グロ、鬱展開、連載中作者が精神病だったことなどで有名です。

しかしGIOからみれば、あれは「いい感じの価値観ブレイカー」です。
これがどういう意味なのかというと、例えば手塚治虫の『火の鳥』は「物凄い価値観ブレイカー」です。『火の鳥』を読んだ人ならこの表現で分かるのではないでしょうか。
それの少し縮小したもの、といった位置づけです。

ちなみに、GIOの場合は『火の鳥』を小学生の時に読んでしまって、大変なことになりましたけどね・・・。特に不自由があったわけではないのに人並みのティーンエイジを過ごせなかったという。周りと価値観が違うって恐ろしい。
でもそのおかげで、あり得ないくらい早くにいろいろな視点から物事を見るということを覚えられたのだし、まぁいいか、と言えなくもないです。

余計な自分語りが入りましたが、まぁとにかく『なるたる』はそんな感じの漫画だということです。
多角的に人間や社会を見たいと考えるなら読んでみるといい、想像もしなかった世界をのぞけるだろうから。みたいな。

もちろん、この漫画に対して、最初からこういう認識だったわけではありません。初めて読んでから半年ほどでこのような認識になりました。
そんなわけで、読んでみると確かにグロで鬱で意味不明で気持ち悪いと感じるでしょうが、そこら辺を無視してちゃんと考えると「あーなるほどなぁ」と思える漫画だということを知って欲しいです。

どっちにしろ読んで気持ちのいい漫画ではないですけどね・・・。

では【続き】へ。
鬼頭莫宏 - なるたる
鶴丸「オレと世界を作る手伝いしねーか」
鶴丸とのり夫が初めて会ったとき、鶴丸がのり夫に言った言葉。
「世界は女がつくるもの、社会は男が作るもの」というGIOの考えにぴたりと一致する。
ただ、鶴丸は社会貢献をあまりしてないけど。この記事でいう、男の義務に特化した感じ。
ちなみに、読んでいない人のために鶴丸のこの言葉を要約すると、つまり「子供いっぱいつくろーぜ」ということ。


鬼頭莫宏 - なるたる
須藤「地球は人間がいなくても悲しんだりしない」
この漫画で一番「あーなるほどなぁ」と「言いにくいことをずばっと言ってくれるねぇ」が多い須藤さん。
この人の台詞だけ抜き出したら、最低でも二つの意味で面白そう。
だけどこの人は行動が駄目だと思う。なにかしら実行するにしてももっとじっくりできなかったものか。
・・・・・この人には時間がなかったんだっけ?


鬼頭莫宏 - なるたる
見子「生命は代替がきくから生命たり得るんだから」
GIOが初めて『なるたる』を読んだとき最も印象に残り、半年後に読み直すきっかけとなった台詞。
個体に価値はないと言い切った涅見子。全体を統括する者としての視点に立てば、確かにそう言える。
このブログで言えば『個性』ってなんだろうね。で言っているようなこと。
この言葉に対しGIOは、

個体の持つ個性は、その個体のものではあっても、なんのための個性かと問われればやはり「全体のための個性だ」という答えが出る。そしてここからはファンタジーだが、もし全体を統括する者がいて、この道理を知っているのなら、「個体に価値はない、また個性に価値があるわけでもない、全体としてバランスのとれた個性群にこそ価値がある」と言うことは可能だろう。

みたいな解釈をしている。



これくらいかな。

この頃思うんだけど、漫画やらアニメやら小説やら、なんでもいいんだけど、いわゆる娯楽に含まれている、こういった「薬」または「毒」みたいなものを意識して読んでいる人はどれくらいいるんだろう。
少なくとも、GIOの周りにはあまりいない。
なんでだろう、と不思議に思う。

ただ、「娯楽なんかは気楽に楽しんでなんぼだろ」という意見が正論であり圧倒多数を占めるということは理解できます。大丈夫です。

というか大人になれば、真面目に考えるのは仕事のことだけで、あとはテキトーに楽しみたいという考えになるのでしょうね。
娯楽に対してこんなことを考えているのは学生みたいな暇な人だけなのでしょう。
やっぱりヨハンくんが言ってたとおり「たとえどんなものであっても、スクールライフとは人生の休日なのさ」ということなのでしょう。
つくづく貴重なものだと思わされます。

ま、そんなことはどうでもいいのですけどね。
とにかく『なるたる』は価値観ブレイカーだよ、ということを知ってくれればそれでいいです。
ただ単にグロだったり鬱だったり、そんな薄っぺらなものではないということを覚えておいてください。

では。
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Secret

No title

こんな話がありましたよね。風の谷のナウシカ。

世界滅亡の果てにあって生き辛いナウシカ個人の人生自体に価値はなくても、過去の人類の意図からすれば、彼女(とその他の人々)の存在自体には価値がある。
管理人さんはナウシカを読んだことがあるようなので少々お話させていただきました。

「薬」または「毒」とは、テーマやそれに伴う教訓、気づきなどでしょう。
個人的にはテーマを深く読み込めるかどうかにそれほど意味があるとは思えません。
テーマに重きを置いた神話、伝承また童話などはともかく、近代から現代における創作物は、テーマ以外の事柄にもっとも重きを置いています。
純文学はその形式に重きを。大衆文学は筋書きに。漫画・アニメは筋書きやその創作の方法に特有な表現方法に。
一義的な事柄が伝われば、その創作物の目的は達成されます。
それ以上のことは個人の解釈に委ねられます。
それに自分の解釈が正しいかどうかは知りようがありませんから。

しかし、テーマがあると仮定して、自身のうちで考える、意識するのは個人にとっては意味のあること。
管理人さんの言う、テーマを意識していない人が多いという事の原因には「萌」の流行があるのではないでしょうか。
様々なメディアで登場人物の可愛さを引き立たせて創出されるのが萌であり、個人的には、それ自体には多分の価値があると思います。
しかしその過程で、様々な要素を捨てていく。
このジャンルになれると、ヘビーなテーマ、場合によってはヘビーな筋書きにすら無意識的に拒否反応をおこすようになるのでは、と考えてみたりもします。

ちょっと意見を書いてみました。適当に流してください。原作をよんでいませんから(概説は存しております)、「なるたる」に関してはそもそも批評する立場にありません。読んでみようかなとはおもいますが。

管理人さんのプロフィールや過去の記事を読むと主義主張がなんとなく近いような気がします。
のり夫かわいいですよね、のり夫。
管理人さんののり夫の画像のチョイスがすばらしい。

長文失礼いたしました。

気になった言葉・気に入った言葉

プロフィール
GIO

管理人:GIO
内省的に生きることが目標。
ジョジョのことだったらなんでも。
詳しくはプロフィール参照。

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生きていますが死んでいるようなものです。多少なりともネタはあるのでいつか更新します。

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