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八百万の神について ~「トイレの神様」によせて~

例えば、いわゆる「神」という存在について、「神は死んだ。私たちが殺した」というニーチェの言葉がありますが、その言葉は日本古来の「八百万の神」については全く意味をなしません。
なぜなら、絶対神や唯一神などが人間の幻想(基本的に勘違い。というかもともと勘違いさせるための広告塔だったものをいつの間にか本気で信じる人たちが出てきただけだと思う。でも広告塔になる前はきちんとした思想だったはず)であるのに対し、八百万の神はミクロな現実主義の集まりのことだからです。

そんなことを書いていきます。
では【続き】へ。

まず、八百万の神というものがなんなのか、知っていますか?
私なりに簡単にまとめると、
  • すべてのものには神さまが宿っている
  • だからそれぞれを敬ったり忌避したりするべきだ
となります。まぁ、こんなところで書かずとも、日本人なら誰でも知っていることですよね。

もし分からない人がいるなら、前に書いた「トイレの神様」についてという記事を参照してくれるとわかるかもしれません。もっとも、その記事で引用したコピペに書かれている『にほん昔話』や『古事記』を頼った方がいいとは思いますが。

とにかく、八百万の神はそんなものでしたよね。
ここからが本題です。
ではなぜそういったものが「ミクロな現実主義の集まり」と言えるのか、ということを以下より書いていきます。

そもそも、八百万の神を考えるとき、人は何をしなければならないのでしょう。
まずは神を考える対象を選ばなければなりません。例としては上で書いたようなトイレの神様です。
対称を決めたのなら次に、「トイレの神様ってこんな神様だよ」と人に話して聞かせたときに、聞いた人が納得しやすいよう「トイレ」と「トイレの神様」の間に共通項を見出さなければなりません。この場合、トイレをベースにトイレの神様を創作しようとしているので、考えるのはトイレの特性のみになります。
トイレの特性といっても様々ありますが、ここで簡単に私が挙げておきます。
「排泄物で汚い」、「なくてはならないもの」、「綺麗ならみんなの気持ちがすっきりする」
そして、これらのことから「トイレが綺麗なら(効果は見えづらいが)様々な物事が好転する」、「だからトイレはいつでも綺麗にしておこう」という考え、もしくは教訓も生まれてきます。
そして、こうして考え出されたトイレの特性に人物性、物語性を付与して、トイレの神様が生まれるのです。

これら一連のプロセスが持つ意味を、一般化して書いてみましょう
まず、八百万の神を考えるということは、対象そのものについて深く考えるということです。対象についての神を考えると、対象に対する認識がしっかりしたものになります。例えば役割、例えば効果/効能、そして扱い方、などです
そこに人物性や物語性を付与し、馴染みやすく、覚えやすくしたものが、いわゆる「八百万の神」なのです。
もちろん八百万なのですから、対象は周りにある何もかもになり、すでに考えられた神様の数もかなりのもので、しかも際限なく増やせます。
こんなものです。

一文にまとめるとすると、「身近なもの何もかもについてしっかりとした認識を持ち、正しく扱っていこう」という思想が八百万の神だということになります。
ということで、八百万の神を「ミクロな現実主義の集まり」といってもなんら間違っていない、と。むしろ、こういった視点でも見ることによって、より正確にその姿が見えるのではないのでしょうか。

以上でこの記事は終了です。
砕けて言えば、八百万の神というのは、身近なものを擬人化したものだということです。
絶対で唯一であるらしい、西洋的な神とは違うのですね。東洋思想グッジョブ。私はそういうの好きですよ。 いや、擬人化のことじゃなくて。

では。



以下より駄文。

神様の物語に、適当に「運を授けてくれる」なんてつけるのもロマンチック(?)でいい。
楽しいし、いちいち説明しなくてもいいからね。
ただ真意を理解しない人が出てくる恐れもある。
今、そこら中に溢れかえっているのは「真意を理解されなかった八百万の神」だと思う。
だから八百万の神の原点である「ミクロな現実主義」に一度立ち返ってみることをしたほうがいい。
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