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『外部デバイスに頼る人類』について ~『攻殻機動隊』によせて~

動物が生きるために必要なものとはなんでしょうか。
爪?牙?毒?脚?他の動物を狩ることが一つの手ならば、子孫を多量に生むのも、自ら毒を内包し、食べられなくなることも手の内でしょう。
動物とは、常にそういった競争に駆り立てられています。どのような形であれ自らの「武器」で生き残ろうとする競争です。それは、たとえ捕食者であっても被捕食者であっても変わることはありません。

では、人間には何があるのでしょう。いったい、人間は生き続けるための何を持っているのでしょうか。
爪。とても狩りには使えない。
牙。歯として、ただ食べるだけに特化。
毒。特になし。
脚。遅い。
子。一回につき一人。
人間のパラメータとは、およそこのようなものです。最弱を通り越してもはや話にもなりませんね。

では、ここまで繁殖している人間という動物には何があるというのでしょうか。
何が理由でここまで繁殖し、それがこれからどうなっていくのか。
そんなことについての考察です。

では【続き】へ。

先に結論を書いておくと、人類は自分自身の生体で生きることをやめつつある、ということになります。
前述の爪、牙、毒など、そういった諸々のものを「必要なし」として進化してきて、また、これからもそういった方向に進化していくのだと思います。

一般に、人間には「頭」があると言われています。知識と智恵で生き抜いてきたというわけです。
そして、これは、だいたいにおいて正解であると思います。しかし核心を突いてはいません。もう少し正確な表し方(この記事を読み進めれば分かりますが「最適な表し方」ではありません)があります。
その表し方とは「物を使う」こと。人間の一番初期(類人猿と一線を画した頃?)の行動で言えば「投げる」になります。

「物を使う」こと自体は、最近はカラスや猿の一部にも見られるそうですが、「投げる」ことは人間独自の行動で、人間にしかできない行動です。
そして、「投げる」ことは、いったん覚えてしまえば自分の体を何代にもわたって変化・適応させずとも可能な行動です。
しかも肉弾戦ではもっとも価値があるだろう「リーチ」という利点を簡単に得られるため、他の動物との競争にも負けないといううま味もあります。
つまり、人間は「投げる」こと(自分以外を利用して自分の「武器」にすること)を始めた時点において、非常に簡単に、時間をかけずに巨大な利益を生み出すことに成功したわけです。

 コラム1
この姿勢は現代の人間にも引き継がれています。たとえば現代の武器がそうですね。
説明が面倒なので(しかもこの記事の本題でもないので)画像を貼るだけで許してください。
中途半端で申し訳ありませんが、では月刊少年マガジンで連載中の岩永亮太郎『パンプキン・シザーズ』第12巻40ページからの3ページをどうぞ
この記事で必要なのは最初の1ページだけですが、「パンプキン・シザーズっておもしろいよ」という宣伝になればと思い3ページ載せました。興味をそそられたなら是非買って読んでください。

 コラム2
ちなみに、上記の「自分の体を何代にもわたって変化・適応させずとも可能な行動」を習得し続けることによって、人間は簡単にスタイルを崩すようになったって知ってました?所謂『余計なお肉』の話。
実は、人間の生活スタイルの急激な変化に人間の身体が適応されていないが故の障害なのですよ、あれは。
つまり、摂ったカロリーや脂肪なんかを無駄に身体に貯めたりせずに身体を動かす原動力にすればいいのに、実際は貯まったものは貯まったまま、しかも運動はすぐに限界がくるのは、人間の身体が人間の生活スタイルに適応できていないのが原因ということです。
産業革命やら高度経済成長やらをもっとゆるゆると(何世紀かかけて?)行えばこんな不細工は多くならなかったということでもあります。
おお、人類が築き上げてきた社会とはこんなにも人類に対して厳しいものだとは!なんと無情な・・・。
といった感じですね。

以上までで、『「投げる」ことによって人間は文明を急速に進歩させてきた』ということが説明されました。
そして、「文明の進歩」とはすなわち「人間の進化」という事も明らかだと思います。
まとめると(例え話抜きで説明すると)、
・人間とその他動物との最大の違いは、自身特有の「武器」を自分自身に求めたのかどうかという点
・人間は外部に「武器」を求めた(記事タイトル 『外部デバイスに頼る人類』)
・外部デバイスに依存すると、大容量(他の上手い言い方を思いつかなかった)の拡張が可能となる
・つまり、ただ単に個人が個人として能力を高めてそれを「武器」とするのではなく、社会制度というものを作り、個人の功績を全体の功績とし、「武器」を共有することをした、ということ
・個より集団の力は強いからここまで繁殖できた
ということになります。

以上で「人間がどのように進化してきたのか」ということの解説は終了です。
動物がそれぞれ個体で生き残ろうとしているときに、人間は全体で生き残ろうとしたわけです。
そりゃここまで繁殖するよね、と。
 コラム3
実は、もう既に外部デバイス無しでは人類は滅亡するという所まで来ています。
心当たりはありませんか?
例えば夏場の真っ昼間。クーラー無しでどうにかなる気がしますか?
例えば冬場の真夜中。暖房無しでどうにかなる気がしますか?
例えば出張や出勤。飛行機、新幹線、車、自転車、三輪車、一輪車、馬車、牛車、その他諸々外部デバイス無しでどうにかなる気がしますか?
これら全てが無くなったとしたら、とてもではありませんが人類はその社会制度を維持できません。
そして、社会制度を維持できないとなったら、それを「武器」としてきた人間は滅ぶほか無くなるわけです。
そのことを考えるととても危うい領域に生きているという実感がひしひしとわいてきて夜も眠れませんね。

では、以下より「ならばここからどうなっていくのか」ということについて書きます。

まずは武器のことを書きましょうか。本題とはずれていますが。
今まで通り、今後も長距離に特化するでしょう。
ただ、今の技術でできるところまでは行き着いているだろうから、新しい技術が開発されるのを待つほか無いでしょうね。
一番簡単に予想できるのは(一番面白そうだと思うのは)テレポート技術の(確立と)応用でしょうか。
(一般的な既存の概念による)物理的な軌跡に依存せず攻撃できれば画期的ですよね。
さらに距離も考慮しなくてよくなれば嬉しい。

もっとも、まずは対人間の兵器が開発されるのでしょうけど。
動物は特有の「武器」をもって他の動物と競争している → 人間は集団の力を「武器」にした なんていう流れが書いてあるこの記事からすれば乾いた笑いしか起こらない事実ですね。
ここからさらに発展させて『なぜ対人間の兵器を作るのか(もしくは、人にとって人は別の動物なのか)』なんていうタイトルの考察記事を書くこともできそうです。

閑話休題。
次に人間自身のこと。
この方向性を保ったまま行き着くところまで行き着いたのなら、おそらく自らの生体すら外部デバイスに頼るようになるでしょう。
なぜなら、以前も書いたとおり、人間の身体は人間の進化に合わせることができずに人間の進化における足かせになっているので、人間の進化の過程によってそれが解消される(それが解消されなければならない)だろうことは明らかだから、です。
よって、義体化するかサイボーグ化するか物質に依存しない存在になるか。少なくともこれらに似た選択肢を選ぶことになるでしょう。

 コラム4
そうすると士郎正宗『攻殻機動隊』の世界で言う「ゴースト」を探さなければならなくなるわけです。
今の時代に生きているGIOがやっと考えついたことにあれほど早い時期から考え、しかもそれを作品に昇華できるとは、士郎正宗はいつの時代に生きていたのでしょうね。

で、上記「自らの生体すら外部デバイスに頼るようになる」の他に道を考えてみると、
・方向転換:「外部デバイスに頼る」という方向を別のものに変える
・人類滅亡:人間の進化に人間の身体がついていかず、しかも義体化技術が確立しなかった場合は滅亡するしかない
の二つくらいしか考えつきません。
これら三つのなかから選ぶのなら、「方向転換」が一番賢いように思います。まぁ一口で「方向転換」といっても選択肢が広すぎ、具体的に見えなさすぎ、で実際どうなるのかは分かりませんが。

コラム以外にも色々と本題から外れてばかりいますが、ここで本題を簡潔にまとめてみます。
この記事で大切なのは以下の流れだけです。
・動物は「武器」を以て生き残ろうとしている
・人間は「武器」を自らの身体に求めなかった
・しかし「武器」を外部デバイスに頼ることによって人間の身体は人間の進化についていけなくなっている
・よって、人間は自らの生体さえも外部デバイスに頼ることになるだろう

はい、今回の記事の本文は以上です。お疲れ様でした。
ちなみに、上記の「次に人間自身のこと」のあとはきっと色々なことを書くことができると思うので、皆さんで勝手に拡張するのもいいかもしれません。気が向いたらやってみてください。まぁ、今のところGIO自身は具体的なことは何も思いつきませんが。

では。
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