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『Fate/Zero』 感想

読み終えましたよ『Fate/Zero』。
最低でも『Fate/stay night』をプレイ済みでないといけないということを差し引いても、今まで読んだラノベの中では、面白さにおいてダントツのトップに躍り出ました。
一巻から既に「こりゃすげぇ」と思わせておきながら、二巻、三巻と巻を重ねるごとに天井知らずで面白さを増していき、最終巻の四巻ではもうなんというのか、とにかく早く結末まで読み進めたいけど、終わってしまうのはもったいない、というような感覚を体験できました。

それほどに面白かった『Fate/Zero』の感想は【続き】から。
【続き】からは警告無くネタバレがなされるので、読むという方はネタバレに注意してください。

まずは各キャラクターについて。

最初はやはり衛宮切嗣。
ステイナイトで士郎が「爺さん」と呼び、自身の目標としていた『正義の味方』のなり損ない。
・・・・・という認識でしたが、やることなすことが悉くえげつない。暗殺するわ拉致するわ恐喝するわ、極めつけには騙した上で銃殺するわ。魔術師がホテルの1フロアを工房とし、そこで構えていたらそのホテル自体を爆破。サーヴァント同士の戦闘中に別のところに避難していた臨時のマスターを拉致。拉致した臨時のマスターを餌に、本来のマスターを聖杯戦争から敗退させる。しかも令呪を消費させサーヴァントを消滅させた上で、騙しを入れて臨時、本来のマスターともに銃殺。
こんなキャラがいたらどう考えても主人公サイドの人間ではないと思いますよね。すごく控えめに見てトリックスターです。普通に見ればラスボス。
しかも魔術師である切嗣が、魔術師相手にこれですよ?もっというならば、主な武装が銃、魔術師としての礼装も銃。これらがどれ程の事なのかはきのこ作品になじんでいる人しか解らないのだろうけど、結構な事です。外道の中の外道、もしくは外道のさらに外道と表現してもいいくらいのキャラです。
それでも成そうとしていたのは世界平和、争いの根絶。切嗣の理想はただそれだけだったし、行動も全てそれに向かってのものだった。
その理想と行動と結果がどうこうというのは書くと長くなると思うのでここでは書きません。むしろそれについて書く気にはなれませんね。ぶっちゃけると、何も思い浮かばないしどうでもいいし、そういうことについて何か考えるような楽しみ方を僕はしていません。というわけで書きません。が、切嗣のキャラ自体は非常に厨二臭くってとってもGOOD。戦略も戦術も背負っている過去も人間関係も何もかも、切嗣さんはスバラシイ。今まで厨二臭くて大好きだったキャラはステイナイトのアーチャーとかDTBの黒とかだったけど、恐らくそれらを抜かしましたね。切嗣最高。
しかし悔やまれるのは、この気持ちを共有できる人が周りにいないこと。奨めるにしてもステイナイトからやらせないといけないからなぁ・・・。どうしたものか。
ところでいま気になるのは、ステイナイトの時点ではたしてイリヤは切嗣の事をどう思っていたのかという事。ステイナイトプレイ時はただひたすら疲れと闘っていた事しか憶えておらず、基本的な設定と大まかな流れしか思い出せないので、それについての記述があったのかどうかも僕には判然としません。という事で、現在気になっているというわけです。もうステイナイトを再プレイするような気力はないので、どなたか教えてください・・・。

次、アイリスフィール・フォン・アインツベルン。
銀髪赤眼のホムンクルス。第四次聖杯戦争における聖杯の守り手。衛宮切嗣の妻、イリヤの母。
まず外見についてだけど、金髪金眼とか青髪青眼とか好きです。主に西尾維新作品の忍野忍とか玖渚友とかに影響されたのだと思いますが。まぁ自覚し始めたのが西尾維新を読み始めた頃ってだけで、ステイナイトでお気に入りのキャラに銀髪赤眼のイリヤが入った方が早かったのですが。
そんなわけで、銀髪赤眼のキャラであるアイリは、僕にとって充分に良いキャラだったわけです。しかしアイリの良さはそれだけに収まらなかった。
ブーツですよブーツ。僕の中では、スパッツに匹敵はせずとも、追随するくらいキャラに重要な要因です。マイナーなのかマイノリティなのか、判別もつかないほどに見かけないファクターですが、これから普及していってくれると嬉しいです。
なんだか外見のことだけになっていますが、この人は性格もいいです。一途だし健気だし賢いし。本当に良いキャラだ。

更に次、ウェイバー。
サーヴァントのイスカンダルに強く影響を受け、卑屈で積極的という性格から抜け出せた、ゼロで一番ハッピーエンドだったのではないかと思われる人物。
イスカンダルとウェイバーはなんだろう、『イスカンダル×ウェイバー』みたいな感じだった。

またしても次、ウェイバーのサーヴァント、イスカンダル。
豪放磊落な征服王。『侵さず堕とさず辱めずに楽しい征服』がモットー(うろ覚え)の人。
つーかこの人、第五次聖杯戦争にバーサーカーのクラスで出ていませんでしたっけ?確かその時の真名は『アレキサンダー』だったけど。同一人物ですよね?「マケドニア王フィリッポスの息子、アレクサンダー大王」ですよ・・・ね?間違っていたらごめんなさい。
なにげにセイバーやアンリ・マユ、ギルガメッシュに次いで登場回数が多い・・・という事でいいのかな?

そして次、言峰綺礼。
ステイナイトではヘヴンズフィールでラスボス、しかしその他のルートではトリックスター。そしてゼロではライバルにしてラスボス。
ゼロでの言峰と切嗣の関係とか対決とかは本当に凄かった。初めて会ったのが四巻の最後、直接の対決が一回のみ、そして決着つかずという両者でしたが(どちらかというと切嗣の勝ち?)、因縁は一巻の序盤からずっと続いており、そこに由来する終盤のクライマックスの盛り上がり(GIO個人の)は異常だった。
ステイナイトで綺礼の口から断片的に語られる切嗣は、こうやって綺礼の中で形成されていったのだというのがはっきりと見えて楽しかったです。特にステイナイト桜ルートの、「おまえは正義の味方なのか、それとも間桐の娘の味方なのか」みたいな事を士郎に問い、その直後の選択肢で『正義の味方』を選ぶと即バッドエンドでしたが、そこでの綺礼の「お前がそういうのならおまえは必ずこの戦いを勝ち抜くだろうな。・・・何せあの衛宮切嗣の息子なのだ」みたいな台詞が凄い印象に残っていたので、その台詞に至るまでの行程を読めたのは嬉しかったです。確かに、『正義を成す』という目的のためならば何でもやるような切嗣の息子なら、聖杯戦争で勝つくらいの事はやってのけるだろうな・・・、と思いました。

最後に雨生竜之介。
結局本人は成り行きのままサーヴァントを呼び寄せてしまっただけで、聖杯戦争にちゃんと参加せず、切嗣にスナイプされて終わったただの殺人鬼だったのですが、三巻冒頭の「神様はいる」発言は、ほぼ全面的に同意します。


ここから先はシナリオ順に、憶えているところを抜き出して感想を書いていきます。
主に戦闘シーンの話になると思います。

まぁまず思い浮かぶと言ったら、一巻の『いきなりサーヴァント大集合』ですね。
ランサーとセイバーが戦闘しているところにライダーが乱入、その直後ライダーの挑発によりアーチャー登場、そして最後にバーサーカーが出現。しかし実はアサシンもその場にいて、居ないのは無差別殺人に夢中なキャスターだけだった、という緒戦。聖杯戦争の定石などまるで無視。
これには度肝を抜かれました。しかも、それでいてストーリーになんの支障も出ず、むしろその後の展開の助けになるという完成度の高さ。正直言って感心するしかありませんでした。

次は二巻における切嗣とエルメロイの戦闘。魔術師vs魔術師です。意外にも、こういった正統派(?)な戦闘って『空の境界』以外ではあまりみかけないよな・・・。正統派故か?
それはおいておくとして、ここでは切嗣の魔術が明かされました。それは『固有時制御』と『起源弾』の二つ。詳細な解説なんかはしませんが、固有時制御は劣化ザ・ワールドみたいなもので発動後の反動が激しい、起源弾は切嗣の起源である「切断」と「結合」を銃弾にのせて撃つ、ただし数に限りあり、といったものです。どちらも使いづらい事この上ないのですが、まぁ切嗣の主武装は銃器なので、あまり不便にはしていないみたいでした。
さっすが切嗣。

お次は三巻のキャスター討伐戦。
・・・ではなく、キャスター討伐戦のすぐ横で行われたバーサーカー戦。
恐らく虚淵玄の作風なのでしょうが、切嗣にしろセイバーにしろバーサーカーにしろ、近代兵器使いすぎ。
三巻ではなんと、バーサーカーが戦闘機(F15)を操ってました。
いやぁさすがさすが。ランスロの固有スキル『無窮の武練』は、その乗り物が戦闘用である限りにおいて、ライダーとかセイバーのクラスの付加スキル『騎乗』と同じ使い方ができるわけですね。これはなかなか面白い。設定を上手く使っているっていう感じがします。

疲れてきたけど四巻のセイバーvsライダーの乗り物バトル。
セイバーは・・・よくは憶えてないけどもの凄く改造されたYAMAHA V-MAX?、ライダーはライダー自身の宝具『ゴルディアスホイール』での戦闘でした。
ここは『空の境界』の戦闘シーンBGMを聞きながら読んだのですが、もの凄くマッチしていて、まるでこのシーンを映像で見ているような気すらしていました。
これをBGM付きで読めた事だけでも、ゼロを読んだ価値があったと思っています。
とにかく、ゼロ+『空の境界』BGMはお奨め。

最後はやはり衛宮切嗣vs言峰綺礼。
小説で戦闘シーンがあってもなぁ・・・というのが僕の考えなのですが、どうやらゼロはそれの範疇外にあるようです。
ステイナイト、ホロウアタラクシア、そしてゼロの三巻分、全てがこのバトルを盛り上げるための伏線だったような気さえしました。
10ページにも満たない戦闘だけでどうしてあんなに盛り上げられるのでしょうね・・・。もはや理解不能、意味不明といっても差し支えないほどのレベルでした。
あぁ、それにしてもいいなぁ、切嗣vs綺礼。
聖杯降臨後の、信念のぶつかり合いのシーンが一番好きだ。
切嗣かっこよすぎる・・・。


と、こんな感じで終わらせてもらいます。
この頃思うのですが、最近のレビューを全部読んでいる人ってどれ程居るのでしょうね?
毎回毎回、自分でも驚くような文量になっているのですが・・・。
まぁとにかく、今回はこれで終わりです。
では、良い一日を。
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